LOUDROCK/MIXTURE/MODERN HEAVYNESS/MODERN ROCK/EMOCORE/GRUNGE/ROOTS OF LOUD
 
ATREYU / Dan(Gt), Brandon(Dr&Vo) UNEARTH / Ken(Gt), Trevor(Vo)
インタビューアー / ムラオカ  通訳 / 新原直美

-初来日、おめでとうございます!

ALL:サンキュー、アリガト!

-初来日ですが、日本を楽しんでいますか?

ALL:もちろん!
Dan:すごく楽しんでるよ。
Ken:すごくクールだね、日本は。
Trevor:俺もそう思ったね。

-寿司や焼肉などの日本食にはチャレンジしましたか?

Ken:あぁ昨日、昨日美味しい寿司を食べたよ。
Dan:寿司は俺の大好物だね。

-オフはあるのですか?どこに遊びにいきましたか?

Trevor:実は明日がオフなんだけど、成田空港に移動するだけなんだ。オフらしいオフはないんだよね。

-ここ名古屋の近くでは愛知万博が現在開催中で各国から遊びにいらしてるのですよ。

ALL:そうなんだ!?全然知らなかったよ。そういえばヨーロッパ人らしい人を見かけたけど、そのくらいだね。
(※注 その後、ATREYUのベースのMarkが万博のマスコットキャラクターの「モリゾー」を気に入ってグッズを買ってました(ビクター担当者談))

-では本題に入りますが、特にUNEARTHのTrevorは、以前日本の音楽誌「EAT magazine」のインタビューで 「日本でレコードをリリースして、ジャパンツアーするのが最大の夢」と語っていましたが、その夢がかないましたね! Trevorはじめ、みなさんは今どんな気持ちですか?

Trevor:もちろん誇りに思っているよ。長年思い描いてきた目標だったからね。 俺たちが今こうして日本にいるのもファンや関わってくれた人すべてのおかげだよ。
Ken:ほんとに素晴らしいね。またすぐ戻ってきたいよ。
Dan:みんなすぐ戻ってきたいと思っているよ。

-あなたたち両バンドはozzfest2004などでも共演されていましたね。 あなたたち両バンドが最初に出会った、競演したのはozzfestが初めてだったのですか?

Ken:そうだな。お互いが出会ったのは実を言うとけっこう前だよな、なぁTrevor?
Trevor:そうそう。3年位前・・・ずいぶん前だったな。
Ken:その頃はまだあまり話したことはなかったけど、ozzfestがきっかけで仲良くなったね。ホント悪いやつらだよ(笑)。

-お互いの作品を聴いて、ライブを見ての率直な感想を教えて下さい。

Brandon:UNEARTHはメンバー全員パフォーマンスが素晴らしいよ。
Ken:同じく。ATREYUもみんなかっこいいよね。
Dan:俺は個人的にすごく前からUNEARTHのファンだったから、お前らと一緒にプレイしたり、間近で演奏を見たりするのがすごく嬉しいんだ。
Ken:ATREYUは自分らのスタイルを貫いているとてもクールなバンドだと思うよ!
Trevor:ギターも弾きまくりだしね。
Ken:そうそう、Danのギターはすごいね。それにドラムのBrandonのプレイもすごいよな。
Trevor:彼はたたきながら歌うし、器用だよな。
Brandon:(照れながら)ありがとう。

-お互いライバル意識などはありますか?

Ken:お互いの音楽もライブもそれぞれ全く違うものだし、競争心はなくて、それぞれがいい音楽をやってるっていうだけだよ。 違う意味では競いあうかもしれないけど・・・なぁ、Dan?俺たちには何千頭の恐竜分の強さがある・・・とかさ(笑)

-あなたたちの来日を待ち望んでいたファンが沢山いますが、日本のファンの印象はいかがですか?

Ken:俺たちは日本が大好きだし、ずっと日本でプレイしたいと思ってきた。
Dan:抱きしめたいくらいだね。すごく歓迎されたしみんな熱心だよね。また戻ってきたいよ。

-ここ名古屋公演でジャパンツアーの最終日になります。最後の公演ということで、何かライブでのサプライズはありますか?

Ken:俺たちUNEARTHはたくさんビール飲んで更にテンション上げてくつもりだよ。
Trevor:俺たちATREYUは上半身裸でプレイするよ。すごくセクシーに(笑)

-ATREYUのセカンドアルバムに収録されているBON JOVIのカバーソングについて、ATREYUのTravisは前回の激ロックのインタビューで 「ライヴでも何度かやったけど、特別な日、それかすごく酔っ払った時しかやらないよ」とおっしゃってましたね。今日はその特別な日にあたるのではと演奏することを期待していますよ。

Brandon:多分ね。BON JOVIのCDも持ってきてるし、サプライズがあるよ。いや、もう全然サプライズじゃないけどさ。(笑)(注:東京、大阪公演ともにすでにBON JOVIのカバーソングを演奏済)
Ken:やつらはJON BON JOVIを連れてきて一緒にやってくれるよ、きっとね。

-ATREYUへ質問。あなたたちの出身であるカリフォルニア州のオレンジカウンティーといえば、 OFFSPRINGやZEBRAHEADなどポップなバンドといったイメージが強いですが、 そこでメタルコアのようなスタイルのバンドをするきっかけとなったのはなんでしょう?

Brandon:特に無いけどな・・・俺たちは色んな音楽が好きだし、ただ一つのジャンルに固執するバンドにはなりたくなかったんだ。 色んな要素を入れて曲を作ってシャウトしたら、自然とこういうバンドになったんだ。

-あなたたちはCDジャケットでは黒いシャツに赤いネクタイといったファッショナブルなかっこうをしていましたが、ozzfestでは80年代のメタルバンドのようなピュアメタルファッションで演奏していましたね!? あれはジョークですか?それともozzfestというメタルFESへの敬意を示してのファッションですか(笑)?

Dan:多分それって俺のこと言ってるんだと思うけど、80年代のメタルTシャツにバンダナ、 リップオフしたジーンズのことだよね?ただやりたい格好をしただけで、特に意味はないよ。自分のルーツに戻ってみたんだ(笑)
Trevor:写真を見たけど、女の子にウケそうだったな。女性のみなさ〜ん!ディビィージョーンズがいるぜ〜! (注 アイドルグループ、モンキーズのボーカルの名)

-今日はどんなファッションで演奏する予定ですか?

Brandon:白だね。黒着てるやつは多いから、だからあえて白にしたんだ。目立つしね。

UNEARTHへ質問。あなたたちの出身地であるマサチューセッツを中心に、 今やアメリカではメタルコアシーンがメインストリームになりつつありますが、 同じくマサチューセッツ出身であるKILLSWITCH ENGAGEやSHADOWS FALLなどの影響などは受けましたか? (プロデューサーが前作同様KILLSWITCH ENGAGEのAdam)

Ken:全くうけていないね。KILLSWITCH ENGAGEは2000年に結成したバンドで俺たちはもっと前の98年結成だし。SHADOWS FALLは同じ98年結成なんだよ。俺たちはみんな友達だよ。
Trevor:彼らは先にもっとビックなレーベルと契約したから知名度は高いよね。彼らとは仲良いし競い合いもするけど、俺たちはお互い尊敬しあってるよ。
Ken:彼らとはすごく仲がいいんだ。地元にいれば週1回くらい会っているくらいだよ。Adam(KsEのボーカル)のお母さんの裸を見たこともあるよ!アクシデントだったんだけどね(笑)

-なぜKsEのAdamにプロデュースを依頼したのですか?

ken:AdamがKsEに加入する前に「AS THE SUNSETS」というレコードを作ったんだけど、それがいい感じだったからね。 だから彼にEulogy Recordsから出した「The Stings of Conscience」をプロデュースしてもらって、そして再び「The Oncoming Storm」も頼んでみたんだ。 プロデューサーとして彼は俺たちの音をどうすればいいのか理解してくれていて俺たちは他のプロデューサーとはやりたくなかったんだ。 俺たちはベストな曲を書いてAdamはそれを気に入ってくれた。彼は俺たちが出すべき音を作ってくれた。 ただ彼は一緒にやりやすいんだけれど、ちょっと変わり者なんだけどね。

-今作「The Oncoming Storm 」より「METAL BLADE」にレーベルを移籍しましたがレーベルは十分なバックアップをしてくれますか?

Ken:もちろん!だから今ここにこうしているのさ。レーベルがでかくなった分、知名度も上がってみんなに知ってもらえるし、全て上手くいってるよ。

-「The Oncoming Storm 」の一番の聴きところを教えて下さい。

Ken:全部!全部だね。もちろん一人一人の演奏も良いし、俺たちも気に入っててしょっちゅう聴いているよ!

-ATREYU & UNEARTHに質問。お互い1998年結成ということですが、98年というとKORNやLIMP BIZKITなどのいわゆる MU-METALやRAP METAL全盛の時代だと思うのですが、両バンドともNU METALやRAP METALを演奏しようとは思わなかったのですか?

Trevor:NU-METALは大嫌いだね!クラシックメタル、オールドメタルは好きだし、ハードコアもいいね。でもNU-METALはクソだ。

-現在のメタルコアシーンはNEW WAVE OF AMERICAN HEAVY METALなどと呼ばれていますね。なぜ今、アメリカのミュージックシーンにこの波が来てると考えていますか? どうしてニュースクール系ハードコア・バンドがメインストリームへ進出することになったのでしょう?

Ken:その呼び方はいやだね。レッテルを貼られた音楽を作るつもりはないからね。 俺たちはメタル&ハードコアをやっているんだ。ただ自分たちの音楽をやっているだけだよ。 NU-METALだろうとNEW WAVE OF AMERICAN HEAVY METALだろうとそんなレッテルは意味をなさないね。 ただアグレッシヴな音楽をやってそれでやっていけたらいいなってことだけだね。
全員:(激しく同意)
Ken:俺たちはヘヴィーメタルをやっているんだ。アグレッシヴなね。
Trevor:このポジションは居心地抜群だよ。世界中をツアーできるし、最高だよ。感謝の気持ちでいっぱいだね。

-日本のファンにおすすめできるようなかっこいいバンドがいたら教えて下さい。

Ken:Beyond Our Reason、Since The Flood、If hope diesはオススメだよ!
Trevor:クラシックロックにred chordかな。
Brandon:エルヴィスプレスリー、Rolling stones、U2、cream、フランクシナトラかな(笑)


album Atreyu / Suicide Notes and Butterfly Kisses
\2,520(税込)VICP-63027

artist official site
http://www.atreyurock.com/

album Unearth / The Oncoming Storm
\2,300(税込)MBCY-1001

artist official site
http://www.unearth.tv/



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